このレビューはネタバレを含みます
いやーーーこれ大好きかも。
冒頭から、他人の生い立ちを追体験させるのにこんな方法があるのかよと度肝抜かれる。
誰しも記憶のすみっこにある嫌ーーーな感覚をしつこく無理やり思い出させて来る感じ。
性格悪めの悪趣味喜劇は中盤あたりまでで、
そこから先はストーリーは二の次にとばかりに監督の私情が漏れる漏れる。
エンドロール、観衆が「はーー終わった終わった」とそそくさと退場していく様が映画を観ている自分たちそのものだった。
こういう体験ができるから映画っておもしろい。
興奮しました。