このレビューはネタバレを含みます
アリアスターとは友達になりたくないと心から思わされた作品。
同監督の前作とはテイストこそ違うものの共通のテーマがあり過去作よりも更に純粋な狂気を摂取することができた。
個人的に物語のシーンの「オオカミの家」ストップモーションが使われていて嬉しかった。
ホアキンのタマキンが見えたり見えなかったりするがホアキンはこれをどう思っているのだろうか‥？ジョーカーに続き最近のホアキンは酷い目に遭いすぎている気がしないでもない。
終始ボウ視線で話が進むためボウに感情移入がしやすく、彼が見ている世界を忠実に再現しているのだと感じた。
ラストシーンでボウが乗っているボウトが沈んでゆく場面の背景に映る観客は映画を見ている私達を表しているのだと思った。
結局デカすぎるマラ父はなんだったのか…
