アリアスター監督が芸術路線に挑戦した異色作。
はじめから終わりまで内容はちんぷんかんぷんで、今起こっていることを追っていくのが精一杯ではあるが、その中でも少しの違和感や敷かれていた伏線に気付いてハッとする瞬間はあったのと、次々と新しい表現で物語が展開されて行くのでダレる瞬間はさほどなく、楽しめた。
不条理路線の作風とはいえシーンの一貫性がないために視聴に疲れてしまったのと、分からないなりにも心に響くカタルシスのようなものをあまり感じられなかったので、1回目の視聴ではこの点数である。作品のテーマをより深く理解することで評価の上がる作品かもしれない。ジャンルとしては自分好みだったので楽しむことができた。
