センカン

蒼穹のファフナー THE BEYOND 第十話・第十一話・第十二話のセンカンのレビュー・感想・評価

5.0
最期に旅立つのはお前だったか…

もう感無量。20年この作品に付いてきたファン達へのまさに祝福。
このアニメがこんな形で終わるなんて誰が予想した事か。
ニヒトの再ザルヴァートル化という衝撃を超えた衝撃展開で終わった前回。
とはいえマリスの後には珪素4人級のミツヒロも、マレスペロも居るし、3話でどうまとめるんじゃあ!とハラハラ。

突破口見つけてからの反撃
艦内に風が…
懐かしの大食いちゃんと主食のクジラ
マリスの真意
最期の犠牲と総士の選択
夢の一騎打ち!(上手い事言った気がする)
再びの英雄二人
そして美羽の祝福。

これがファフナーの集大成。長くシリーズ続くと、どんな形で終わっても何かしらシコリが残るモノですが、今作は本当にスッキリでした。何の文句もない。敢えて言うなら展開が早いわ!これ叩いて延ばして24話でじっくり観たかった笑

戦闘後、このシリーズの全ての戦死者を悼む描写があったのが本作らしさ。もうここ思い出で泣き続けてましたね。
全開で死を悼んだ上で、生き残り帰って来たメンバーを迎えるって構成が、希望を感じさせれくれて素晴らしい。
そして辿り着いた先で天寿を迎える者。演出が憎いよ〜
ハーモニカと甲洋の声が耳に沁みる。
この作品で真っ当な死に方するの初めて見たかも。
灯籠祭りで追い弔いしてて、ここまで来るとちょっと面白い。
また、長く長く続いた一騎と真矢の甘酸っぱい関係、美しい終わり方?いや始まり方?をしてて、これがまた素晴らしい。
真矢の、まりか姐さんの嬉し泣きの声が良過ぎて良過ぎてもう言葉にならない。

最後は島を背景に飛び立つファフナー、あー終わる、このシリーズが終わるんだって現実を肌で感じる演出。
そして総士のポエム。やっぱこれじゃなきゃファフナーは終われない。
本当に最高でした。

点数内訳
世界観:5.0
ストーリー:5.0
キャラ:5.0
音:5.0
映像:5.0
スコア:5.0
センカン

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