誰か何かを失って初めて、失ったことに気づいて悲しくなったり、そこにあったことに気づいて有難いと思ったり。
若いから、言葉が足りないし、言わない、聞かないことが恰好良いなんておもって、やっぱりすれ違って、離れていく。
でも、佐藤さんが偶然ではなく、努力とその想いで引き寄せた人達が、その本人が居なくなってから、こうして集結する。
私はその瞬間を目の当たりにした。
その時は何も知らなかったけれど、
何かとてつもなくかけがえの無いことで、
この宇宙のこのカプセルの中のこのダンスホールで
何かが起こってる!って感じて、
立っていられなくなって外に出たのは
きっとそういうことだった。
ビー玉みたい、星空を飼ってるような、きらきらと光を集める目をみたのは何回目だろうか。