確実に歴代ディズニー短編作品でマイベスト更新の一作!
こんな素晴らしいファンクサウンドに乗せて、こんな素晴らしいアニメーションで、こんなエモいストーリーが見れるなんて信じられない。全方面どストライク。
あの重なり合うオルガンの響き、跳ね回るベース、差し込むタンバリン、突き抜けるブラスの音色、大円団のクラップ。もう最高だ。こんなの誰だって手足が弾むだろう。
そんな音楽に乗せて描かれるのは、もはや踊ることに興醒めしてしまった老人とそれを気にかける妻の物語。
変わり映えのしない日々に突然の雨が2人に魔法をかけてしまう…
たとえ本人が一時きらめきを見失ったとしても、それが喪失することは決してない。
セリフがないからこそ、踊りとはこんなにも雄弁なのかと気付かされる。
やっぱりミュージカルは最高だ。