ばいばい園子温
彼の映画を僕が見ることは
もうおそらく
今後の人生でないと思うので
最後の作品がちゃんと
面白くてよかったし
ちゃんとエモかった。
(まぁ「勢い」だけって気も
しないではないけど)
「自分って
この世界の主役じゃないんだな」
そう気づいてからが
人間というやつの
人生の始まりなんだと思う。
大なり小なり違いはあれ
子供の頃はやっぱり
「自分ってこの世界の主役なんだ」
と勘違いしてるガキンチョはいっぱい
いると思うんだ。
親がなんでもやってあげようとするし
守ってあげようとするから
でもそう思ってるのは
ガキンチョだけじゃなくて
おそらく驕り高ぶって
「俺は何をやっても許される逃げられる」
と思ってる大人や権力者
みたいな奴らも一緒なんだと
そう思うわけよ。
でもそうじゃないと
気づいてからが
始まりであり、終わり。
そろそろ僕も
この人の映画がなくても
生きていけるように
なってきたから
決別の時なんだと思う
バイバイ。
君たちはどう生きるか
ってやつだなきっと
