コテコテすぎる作品だけど久しぶりに大号泣。
主人公が母の若い頃にタイムスリップするSFコメディ。
設定自体はよくあるタイムスリップ物だけど、泣かせ演出力が半端じゃない。まあ母親物ってだけでよっぽど泣くけれども。
主人公の明るい性格が見ていて気持ちが良い。金儲けするとか、未来を予測して自分が得をしようとか小賢しい真似は一切せず、目的が「母を幸せにする」って、なんて良い子なんだ。
タイムスリップした状況もすぐに理解するし、タイムスリップ物のテンプレのようなくだらないミスもしないからテンポ良く話が進むのも嬉しい。しかも笑わせるところはしっかり笑わせてくれる。バレーメンバー集合時の演出のかっこよさがお気に入り。
大号泣しつつもオチはこれか〜とちょっとモヤッとしてたら、エンドロールで納得した。そもそも主演の人が監督だったのか、どうりで役者の年齢と設定年齢に無理があると思った。
脱毛症の子が二度も笑われてたのが流石に不憫だったのと、嫌な親戚?のワン・チンの扱いが雑だったのがちょっと気になったかな。