こんにちは、私のお母さんの作品情報・感想・評価

「こんにちは、私のお母さん」に投稿された感想・評価

レビューが高く、気になってた作品。垢抜けない雰囲気に違和感を覚えつつ、最後まで目が離せず。想定外の展開に号泣。なんてステキなストーリーだろうと。80年代の中国の生活ってあんな感じだったんだぁともっと厳しくて不自由なイメージがあったけど、でもあの同志って呼び方は馴染めないね。やっぱり。
ドラ

ドラの感想・評価

3.8
噂通り号泣したけどこの年で嫁にも行かず子も産まなかった娘としては冒頭からけっこう泣けた。そして「健康で幸せならそれでいい」が更に刺さる。健康な身体ではなくなってしまった以上、幸せでいることだけが最後にできることなんだろね。しかし母親には敵いませんな。

この映画観て思ったのは、ついこないだ試写で観た「余命10年」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で感じた“現実では叶わなかった夢を映画の中でだけでも叶えたい”という思いを感じで、改めて映画の役割や素晴らしさを実感したのであった。
少年の君、薬の神じゃない!など、共産党の目を搔い潜りながら、いい作品を制作している中国本土映画だが、本作はひどい。

ただし、一点だけ素晴らしいのは実はお母さんも一緒っていうところは泣きそうになったところ。

以上。
磨

磨の感想・評価

3.7
母と交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、20年前にタイムスリップした娘が、若き日の母を幸せにしようと奮闘する中国発ハートフル・ヒューマンコメディ。

某猫型ロボットアニメでも大人気エピソード「僕の生まれた日」。他の人気アニメ作品でも、ある程度長期化すると扱われる鉄板ネタ(笑)
正直いうと、感動するとは思うけど(特に我々には)上記の通り使い古された手法なので必要以上に期待してなかったのだけど、主人公の行動が他の作品とは違い、更に後半で明かされる真実。何気なくではなく穿った見方をしていたから余計に驚いた。
そしてエンドロールのクレジットでの文言…。それまでタラタラ進行していたのに後半で立て続けに心に押し寄せてくる感動はある意味ズルい。完全に持っていかれた(笑)

ハリウッド映画などと比べると、やはり甘い部分もあるものの、それも含めて愛せる作品だと思う。「コーダ」と同じく家族愛に包まれた作品。親子や家族での鑑賞がオススメです。

本作は本国で大ヒットし、興行収入約900億円を記録。さすがにマーケットの違いは明確とはいえノリや話題だけじゃなく、成績にはちゃんとした理由のある魅力に溢れた作品でした(興収上位がノリや話題で固められるのはこの国の話)


僅か40年前、1981年の中国の発展途上具合に驚いた。なんだか力道山時代の日本みたい。

ちなみにあのバレーボールワールドカップの中国vs日本は実際の試合で、大阪府立体育館で行われた最終日、セットカウント3-2で日本を破り7戦全勝で優勝した中国にとって記念すべき大会(試合)。盛り上がったんだろうなぁ…。


それにしても、バレーボールのワールドカップってなんでずっと日本でやってるんだろう(笑)
途中まで「ツッコミどころ満載だなぁ。」とか、「根底にあるのは親に対する想いなのが一応分かるから、見てはいられるなぁ。」なんて思いながら見ていたのだけど、結果的に大泣き。とても心を揺さぶられた。エンドロールに入る頃には、この作品に込められていた熱量の正体が判明し、尚のこと本作に対して好感が持てた。
Ken

Kenの感想・評価

4.2
中国人の知り合いに解説してもらいましたが、主人公の俳優が実生活で亡くした母を追悼するために作った映画だそう。悲しい出来事を映画作品に昇華させているその意欲や、母と子の普遍的な愛を感じられる内容に感銘を受けました。100%ハッピーエンドじゃないところにリアル感があるのもよかったです。
字幕にありがちですが、読みやすいようにすべての言葉が翻訳されているわけではないそうで、いつか中国語が聞けるようになれば字幕じゃ分からなかった面白みも分かるのかな、と考えたりしました。
野菜

野菜の感想・評価

3.3
平凡で偉大な全ての母親に捧げる

ストーリー読む限りタイムトラベルもののフィクションかと思いきや、主人公とお母さんの名前や設定、2人に起きる出来事は監督兼脚本兼主演のジア・リン自身とその母のそれに基づいてる様で、それを知った上で改めて考えるとこの映画は監督が人生を振り返って自分自身を癒すためのものだったんだなあと ちょっと認知行動療法みたいやなあとも とにかくすごく個人的な映画だと思った 

冒頭から中盤までは笑えないギャグの連発であーこれ選択ミスったかなあ…と思ったし、円形脱毛症や体型のしつこいイジリ、視覚障がい者のフリをしてTVを買おうとするところとかまじで最悪、この辺りは全く庇えないです最悪

でも中国の人にはわかるらしい、いくつものご当地ネタ(わたしは後からパンフ読んでやっと理解した)のとこでめっちゃ笑ってるひとたちが一定数いて、上映終了後に気づいたけど中国系のお客さんやったみたい 現地のギャグがわかって笑える人たちと同じ空間で同じ映画観られたのは今思うと良い映画体験であった

そして最後の30分は、あんなん泣かずに観られるわけないやろな怒涛の力技泣かせ展開に 真新しいものはないしむしろ王道的な流れやったと思うけど、それやのにあんなにマスクびしょびしょなるくらい泣いてしまったのは、あの力技的なエモーショナル演出によるものだけではなくて、この映画がまさに監督自身の追体験のための装置なのであって、当時監督が母に対してできなかったこと、わかってなかったこと、後悔してること、したかったことなどを、映画を作って演じる上で再現していって、そしてそうすることで芝居とか演技とか通り越して癒しを得ていったんやなってことが、こっちにもガンガンに伝わってきたからやと思う だってあの涙はホンモノとしか思えないもの

原題は『你好,李焕英』で、母親というポジションの人たちも名前があるひとりの人間なのだという、当たり前やけど忘れられがちなことを主張してくれてて好き

上に書いたような閉口してしまうようなシーンも複数あるし諸手挙げて絶賛はできないけど、理屈じゃなく胸にグッときてしばらく色々考えてしまう熱量のある映画でもありました あと終わり方がなかなかビターでそこはめっちゃセンスいいと思った
chip

chipの感想・評価

5.0
ヤラレました、
ラストは号泣でした!
人の好さそうな主人公の丸い顔を見ながら
最初からずっと笑いっぱなしだったから、
まさかこんなラストが待っていようとは。。


劣等生でなかなかユニークな娘ジア

苦労ばかりかけて
一度も母を喜ばせたことがないことを悔いていたら…
なぜか母の若い時代にタイムトラベルしてしまった。。
母が幸せになるように作戦を練るジア、
どれも空回りでうまくいかないけれど…
明るい彼女の性格と笑顔に、
まわりも引きずられるように笑顔になる。
バレーボールの試合、
映画館と狭い場所での雨宿り、
演芸会の出し物、
ボートに乗ったこと、
ずっと笑いながら見ていました。


母を喜ばせようとした娘がいて
でも実は母が娘に伝えたいことがあった。。
ラストにちょっとしたどんでん返しがありました。

健康で幸せに
あなたが娘で良かった!


ラストは号泣でした。


「すべての平凡で偉大な母に捧ぐ」

ありがとうございます。
       一平凡な母より
すべての平凡で偉大な母たちへ。
BTFオマージュのドタバタ青春コメディだけど、最後に驚きの仕掛けが。

小太りで鈍臭さく、元気が取り柄の娘が母とともにあった事故をきっかけでタイムスリップ。BTFさながらに若き日の母に出会う。
なによりしたいのは現実世界で果たせなかった母を喜ばせること。大いに笑わせ、ライバルに勝てるように仕向け、良い男と結婚できるようにアシスト。この顛末をちょい昔の典型的なドタバタコメディで展開。
BTFでは母が自分と恋をしてしまう=自分が消えてしまうというパラドックスをなんとか回避しようとするが、今作では自ら母を家柄の良い男とくっつけようとする。つまり自分のような娘が産まれないようにという意味が……。そしてその試みは驚きの仕掛けで回収されるのだが、ここで号泣多発。

中国で歴史的大ヒット、日本でも見た人がワンワン泣きまくるという触れ込みほどにはハマらなかったが、好きな人がいるのは納得の良作

このレビューはネタバレを含みます

学生時代にタイムスリップしたら、きっと迷わず今とは違う人生を選ぶんだろう。
あの瞬間こうしていれば良かったと思うこと、なんでここで勇気を出さなかったんだろうと思うこと。
そんな後悔を晴らしたくて、今の自分だったらきっと迷わず今とは違う人生を選ぶんだろう。

母親がもう一度同じ人生を選択したことは、すごく尊いことだと思う。
でも自分にはまだ、理解できるけど理解できなかった。
言っている意味はわかるけど意味がわからなかった。

もし母親だけがタイムスリップしていたら、違う選択をしていたんじゃないかと邪なことを考えてしまう。
でも本当はわかってもいる。母親だけがタイムスリップしても、きっと同じ選択をするんだろうなってことも。

自分に子供ができたら、なによりも大切に思うんだろうことも想像できる。
他に幾つも後悔があっても、この映画と同じ選択をするような気がする。
でもまだ、この映画に感動できるほどにその気持ちを心の底から理解できていないことの方を、今の自分はより痛感してしまった。

ただ、こういう感情を知りたい気持ちは強くなった。
自分にとってはもう少し先の話になるだろうけど、迷わず同じ人生を選べるほどに大事なものを手にしたいな。
自分で選んだ人を、自分の子供を、大事なものにしていきたいな。

自分で言うのもなんだけど、結構まじめに生きてきたつもりです。それなりに高い水準で文武両道もできていたと思います。
自惚れだと言われるかもしれないけど、この映画でシャオリンがやりたがっていた意味での、ちゃんと親を喜ばすことは、できていた方だと思っています。

でも、なぜだかこういう映画は好きなんです。
それがなぜだかわからないんです。
好きな理由を言語化することができないんです。
なぜ好きなのか言語化できる日まで、きっとこういう映画は観に行き続けるんだと思います。
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