YUEL

こんにちは、私のお母さんのYUELのレビュー・感想・評価

こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)
4.5
映画見て滅多に泣かない私が
ひさびさに泣けた作品。


母親に伝えたい事、してあげたい事が
たくさんあったのに
出来ないまま別れてしまい
心残りがある人たちには
絶対直撃です。


ストーリー自体は
亡くなった親の若い頃に出会って…
という、既視感のある物だから
正直ここまでとは期待せずに
見たんだけど、
ただの会えて良かった…ではなく
最後のネタバラシあたりから
もう怒涛の攻撃。


主人公の見た目も頭もやる事も
なんだかイマイチ冴えない…
という設定のシャオリンが
すごく魅力的で。

私もそうだったんだけど…
物語中でも初見では、
誰も気にすら留めないような風貌の
その女性。
でも、コメディ要素もあるせいで
ストーリーが進むにつれ
優しく強いシャオリンが
どんどん素敵に見えて来る。


美しくも無く、
成績も悪く、手が掛かる娘。
でも、母親の愛情は絶対なの。
こうやって思い出して
書いてるだけで既に私、涙目ですが🥲


先述通り、私が自分の母と
重ねてしまって、感情移入したのも
あるから、純粋に映画として
どれだけのものか評価出来てない気も
するのだけど…。

ネタバレを理解した上で改めて
また見たくなる…
私にとっては本当に良作でした。



以下、大いに余談です。

羨ましいな〜、こうやって昔の
母親に会ってみたかった。
その時に、
母をもっと幸せな方向に導いてあげたい…
でもその道を選ぶと自分が生まれない。
とても美しい母と娘の関係。

私は母ととても仲が良かったからこそ
今自分の娘ともそんな関係に
なっていけたら…と思うのだけど
ここまで大きく温かい
母親像には全然近づけてない
気がして焦ります。
YUEL

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