フンボルトペンギン12号

鳩の撃退法のフンボルトペンギン12号のレビュー・感想・評価

鳩の撃退法(2021年製作の映画)
3.1
藤原竜也演じるダメ小説家が身の回りで起きた一家失踪事件を執筆する。どたばた劇(?)
身の回りで起きたことを推測しながら執筆していき、劇中の映像はほとんど再現Vという構成。

以下気になった事。
伏線回収が胆となる作品のわりに、中盤辺りにはおおよその予想がつき、最後の方も補完しつつの答え合わせといった感じで驚きがなく残念だった。
リレーのためだけにしか登場しないキャラがいて物足りない。そこにもう一捻りあれば、、、あーその為だけに出したんですねという感じ。
主人公が書いている小説はストーリーテラー以上の役割がないのが残念。物語を書いて結末を想像するだけというのは盛り上がりに欠ける。それを出版することでなにか影響を及ぼす、という展開ではないので最後に執筆シーンに時間をとっても、想像のつく展開をもったいぶってるだけになり、クライマックスが一番退屈だった。
土屋太鳳ちゃんの確認しに行くパートは余計だった。物語上なにも役割を持たない、もったいぶっただけの忘れ物とかどうでも良かったし、この小説が事実かどうかとか明かす必要はなかった。最後のシーンだけで説明つくんだからむしろ邪魔。
あの焼却炉ももうちょい活用してほしかったな。
うろ覚えだけど、事実は小説より気なりという台詞が序盤に出てきてたと思うけど、この時点で起きてたのって性悪女に○○されただけやん?ショックかもしれないけど小説より気なりと言うほどか?

西野七瀬さんが可愛かった。
風間俊介さんは夜の商売人に見えないんよな。