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茜色に焼かれるのYKのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
3.5
コロナで浮き立った女性への負荷の大きさを描く、おそらく初の作品である。パーテーションで区切られた店内での、濃厚接触の異様さが際立つ。あんなに哀しい歯磨きシーンも初めてだ。ただ監督の見せたい要素が多すぎて、この映画の内容だけで何本か映画が撮れそうな感じがある。Twitterで流れてくる話題の寄せ集め感が多少あった。石井監督の独特のセンスは大好きだが、現代の空気感をそのまま取り上げるのは簡単ではない。
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