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悪い奴ほどよく眠るのhummingbirdのレビュー・感想・評価

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)
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汚職を巡るサスペンス。

全体で5部くらいの特殊な構成。見ている間は展開が予想できなくて困惑したけど、終わってみたら全ての登場人物に必要性があって、よく練られているのが分かる。オチも納得。

映像はこの監督にしてはシンプルな気もする。長回しの場面が多めで、特に西村晃のかばんのシーンが凝っていて良かった。カメラをパンしたら何かが明らかになる場面もいくつかあって、効果的に使われていると思う。森雅之の鏡のシーンも凝っていた。

森雅之の老け役や、西村晃の精神が崩壊していく演技は見もの。
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