悪い奴ほどよく眠るの作品情報・感想・評価・動画配信

「悪い奴ほどよく眠る」に投稿された感想・評価

私には難しかったが、なんとか最後まで観れた!

ちょっとセリフが聞いとりにくいねんなー💦

でも、冒頭の結婚式シーンに影響うけて

出来た映画がゴッドファーザーってのが、

おー、なるほどーと思った!

やっぱり三船さんいいなー✨

でも、婿さんにしては老けてみえた(笑)

(追記)

後から後半見直しました!

ネットで解説読んで観てみたら、すごくよくわかった!

いつもは悪役や情けない役が多い加藤武さんが、

かなりの迫真の演技で、目が離せなかった!

田中邦衛さんがどこかわからなかった💦
他の作品と比べ、キレの悪さはあるものの、黒澤映画特有の溢れ出るダイナミズムは健在。

田中邦衛を偲んで。
滝和也

滝和也の感想・評価

4.2
この時代にこの内容…
凄まじき才覚としか
言いようがない…。

ピカレスクロマンの世界
すら、黒澤からなのか…。
現代に繋がるその先見性、
そして容赦なき世界観。

「悪い奴ほどよく眠る」

ゼネコンと公団の入札汚職の裏で蠢く、悪人たち、それに挑む復習者と言う図式のストーリー。悪に対し悪を持って挑むのは、ピカレスクロマンと呼ばれるジャンルであり、後に大薮春彦辺りが得意としているイメージ。これもまた黒澤が原型なのだろうか…。

ゴッドファーザーで引用された結婚式のシーンから幕は上がる。それはまるで登場人物の紹介であり、その置かれた状況を説明するかの如く。そして汚職に塗れた悪が聖なる儀式で怯え惑う皮肉…。また後で葬式シーンでかかる滑稽な音楽と悪意に満ちた言葉が被る皮肉と並び、黒澤の演出の旨さが光る。

前半、狡猾に敵を嵌め、追い詰めていく主人公、そして中盤、甘さ故に身バレしながらも強引な手段から復讐へと歩を進め…そして衝撃の展開を迎えるラスト。ピカレスクロマンの王道であり、完全なドラマとして既に出来上がってしまっているが故に、どこかで見たかの様なストーリー、凝視感すら感じる。(復讐者ではないが、松田優作の蘇る金狼も柱は同じ…。)それは後の作品が如何に模倣されたものかと言う事になるだろう。

何より…あのラスト。憤りすら覚える衝撃。生きていれば必ずある様な不条理、現実を叩きつけてくる黒澤の演出。直接見せないあのやり方が巧み過ぎる。終わった後、思わず漏れた一言はすげえ終わり方したな…でしたし。この時代にこれか…と。

演者は黒澤組オールスター。主人公、復讐者西役に三船敏郎。復讐と言う悪に染まりながらも、甘さとユーモアを持つ人間味溢れるキャラクターを愚直に演じている。彼の相棒に加藤武。金田一のよし!分かった!の警部で有名だが、これがベストアクトなんじゃないだろうか。彼の慟哭が耳から離れない。ふてぶてしくも愛嬌があり、見事な役。

敵方に森雅之。娘すら欺く悪辣ぶり。そこが一番悪いシーン。悪であるという意識の欠片もない役人ぜんとした存在が尚怖い。その部下になんと志村喬。小悪党役でもその演技は素晴らしい。その下に西村晃。黄門様です。茫然自失の表情がまた巧いんですよね。

ヒロインは香川京子。純粋過ぎて白痴かと想わせる(嫌味ですが…)美しく悲しい存在でした…。

これを見ると今も起こっている事件なんですよね…。どうしても役人、政治家、建設業と言う利権の絡む所には、汚職はついて回る。何も進歩していない。悪の普遍性と言うか…黒澤はそれすら見抜いていて、作品にしたかのようです。悪がのさばる社会への慟哭、加藤武の慟哭がある意味、ヒューマニスト、黒澤の本音でしょう…。
MK

MKの感想・評価

4.4
タイトルの出し方とか構図とか細かいところがかっこよい、だからストーリーが冗長だとかそういうのはどうでもよくなる。
eba0123

eba0123の感想・評価

3.8
黒澤明監督作品19作目

現代社会に蔓延る政治汚職をテーマに政官財の有力者たちへ復讐を挑む男を描いた社会派サスペンドラマ。

とても固い内容なんだと思っていたけどストーリー展開は痛快でエンタメとして面白く、しっかり社会の闇を描いている硬派な作品だった。

ラストがなかなかに恐ろしく秀逸な終わり方だった。
ぱな

ぱなの感想・評価

4.7
悪い奴ほどよく眠る

黒澤明が「自伝のようなもの」の中で、役人の理不尽な牽制のせいで作りたい映画が作れなかったから役人のことを精神異常者とか天才的狂人とかって散々悪口言ってたけど、やっとこういう映画つくれて良かったねって言いたい笑

真っ暗な夜道とか部屋の中で電灯、車のライト、懐中電灯を使ってスポットライトみたいにする照明

悪人の娘に恋しちゃうのいい設定
悪人ではないけど敵の娘ってことで姿三四郎とも似てる

口笛めっちゃうま
接吻もうまい笑
お姫様抱っこもうまい笑





悪を憎むのは難しいよ
憎しみをかき立てて俺自身悪にならなきゃできない

人じゃない 役人だぜありゃ 官僚機構の鋳型に嵌め込まれた特殊な生き物だ

「役人は上司に累を及ぼすようなことは決して言わない たとえ我が身がどうなろうと」
「美しい話ですな
おかげで汚職は後を絶たない
大物は安心して税金を盗める」
R

Rの感想・評価

4.0
初見は1979年10月の並木座で。
本日(2017年9月18日)久しぶりに観た。

結婚式の最中、以前の汚職事件を思い出させるような贈り物が届き、その汚職事件で犠牲となった父親の復讐を試みて、組織悪に挑む男の正義感と敗北を描いた見応えのある作品。
三船が「ニヤリとする場面」には、こちらもニヤッとさせられた面白い場面であった。
黒澤明監督が「正義とは」を描いた社会派映画。

三船が香川京子と結婚して夫婦関係が無いのは家族などに知られたら怪しまれるのではないか?とか、戸籍の交換ってアリ?などと、今回は何だか疑問に思うところがあった。
とし

としの感想・評価

4.5
復讐を成し遂げて終わるのかと思いきや悪い奴の上にはそいつを動かしてる目に見えない敵がのさばっているという終わり方とは意表をつかれた。 凄く引き込まれるサスペンスに仕上がっている。西の事を思うと悔しい限りだが映画の仕上がりは上出来なので良かったというのがなんとも皮肉だ。
黒澤映画初鑑賞
なんという幕引き、しかしこれが現実、素晴らしい締めくくりでした
映画全体のリズムの作り方、BGMや光源の使い方が別格にうまいなと思いました
これが世界の黒澤明なのか

ちょい役の田中邦衛もらしかったな
これから黒澤明ガンガン見ます
ys

ysの感想・評価

3.5
田中邦衛さんが88歳で亡くなりました。
ご冥福をお祈りします🙏
映画は椿三十郎🎬しか観てなくて
2作目の鑑賞です。

黒澤明作品。
デュマのモンテクリスト伯📖と
シェイクスピアのハムレット📖の影響を受け、
冒頭の結婚披露宴のシーンは、
ゴッドファーザー🎬に影響を与えた。
汚職のクリーンアップトリオと、
岩渕家の父、息子、娘、
娘と結婚する秘書の西の物語。
三船敏郎、三橋達也の存在感が光る。
謎のウェディングケーキがすごい。
地獄谷のシーンもすごかった。
地獄谷って北海道登別や長野などにあるけど
大涌谷も元は地獄谷だったそうです。
いろいろ判明してからが面白かった。
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田中邦衛さんは殺し屋でチョイ役だったけど
表情、仕草、話し方はらしさが出てました。

🏆黒澤明 ランキング🏆
4.5 隠し砦の三悪人、
4.0 七人の侍、椿三十郎、天国と地獄、
3.5 羅生門、悪い奴ほどよく眠る、

韓国インド黒澤のデッドヒート!
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インド●●●●●
黒澤 ●●●●●●
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