このレビューはネタバレを含みます
登場人物の所属している団体、会社や役職と名前、は多く、汚職の内容もなかなか複雑で入ってこず苦戦。
カロリーを使う映画だったが、見応えは抜群にあった。
よくある復讐物かと思っていたぶんラスト15分の…
社会派でありサスペンスであり、音楽の使い方とか台詞が軽妙でどこかユーモラスでもあって、撮り方かっこよくて、どこ取ってもハイクオリティ。
天国と地獄も面白かったけどこっちの方が好き。
黒澤明の現代劇す…
2024年94本目
悪い奴らは眠らせない。
黒澤プロダクションの第1作
度々自身の作品を通して社会批判をしてきた巨匠・黒澤明監督が、本作では「汚職」をテーマに据え、父を死に追いやった政財界の権力者た…
1960年にこんな骨太サスペンス邦画作ったのは凄い。
公団とゼネコンの汚職という巨悪に立ち向かう一人の男の壮大な愛と復讐の物語だ。
現代の日本にもこういう不正とか癒着って沢山ありそうだよなあ。
関係…
冒頭の結婚披露宴のシーンから天才的に面白い。このシーンの推進力は「天国と地獄」の冒頭に匹敵するのでは。展開が進むにつれて活劇的になってくるので、題材の割にはどんよりならないのも黒澤映画という感じ。西…
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戦後からこのような作品があることを考えると、日本という社会は何も学ばず、何も進歩していないのだと虚しくなってくる。ひとりの人間があがいたところで何も変わらないという現実が権力を突きあがらせ、更なる悪…
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ラストシーン、「ではおやすみなさいまし」いったい何人の人間が殺され、その家族や友人のどれだけが悲しんだだろうか…
そして悪党共は何事も無かったかのように床につくだろう。
しかし強大な権力に抗おうとし…
めちゃ後回しにしてるクロサワであるが、橋本治の新書読んでたら紹介されてたので&既に見た『天国と地獄』同様、サスペンス、現代劇ということでチョイス
ここまで詮の無い、例の展開および終幕はなかなかない…