hanu

アミューズメント・パークのhanuのレビュー・感想・評価

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)
-
優しくしようとか、そんな簡単な言葉では表せない、この語彙力のなさが悔しい。
本当にこれ53分なのかまるで2時間分の充実感あった。
日々変わりゆく世の中と、前進していく自分以外の人間たちを遊園地で表現した作品。
未来のわたしたちを見ていることを痛感するシーンも。

文字通りやればできるでしょ、こんなの誰でもできるよ そう思いがちになっていた自分を突き刺してくれた。誰かの基本的な生活が不自由になった時、手を差し伸べられる人や思いやりの気持ちで接することができる人でありたい。高齢者だから、老人だから、大変そうだからではなくあくまで助けてほしいと求められている時にさっと行動できる人。
自分の親はもちろん友達も自分も歳をとる。高齢者になった途端に「残りの人生」を主張されないために、ただ消費していくだけの生活にならないために、今の行動を改める必要がありそう。

これ観て未来に期待と希望があるかなと少し不安になった。そんな不安を抱く国にいることがまず、なんだけど無知は恥なのでまずは知るところから始めたいなと思う。逆転させられるかどうかは今の自分達の行動にかかってるはず
hanu

hanu