もりあいゆうや

ブラックボックス:音声分析捜査のもりあいゆうやのレビュー・感想・評価

4.3
フランス産傑作ミステリー。

「ブラックボックス」とは、飛行データと操縦室の音声を記録するために航空機に搭載されている装置のことで、航空事故調査のために使われる。

知らなかったー!


主人公はイヴ・サンローランの生まれ変わりのような容姿を持ったマチュー。
耳が良すぎる。音声分析のプロ。
スマホのメッセージは両手で打つタイプ。


音がキーになっている作品なので、観てる側は自然と身構えてしまい、その結果、脅威の集中力が生まれる。
その感覚が心地よいので、できれば映画館で観るべき作品です!

何度も出てくる音声データを聴くシーンはプロの華麗な仕事ぶりを堪能できて、何度観ても面白い!

ノイズキャンセリング機能をオンにしたイヤホンを装着する時のあの雑音が消えていく感じが再現!これも見ていて楽しい!

作品の観る前の印象として、『ギルティ』系の作品かなぁと勝手に思い、少しの嫌気があったのですが、実際はそんなことなく、耳でも足でも捜査を進めていきます!


しかも、主人公が捜査に没頭していけばするほど、これは主人公の妄想なのでは、という疑いも観ている側に生まれてきて…⁉︎


オススメの一本です!

登場人物の職業とか役割を最初から把握するつもりで観ると見やすいかも!