トド子

Oklahoma!(原題)のトド子のネタバレレビュー・内容・結末

Oklahoma!(原題)(1999年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

ヒューのカーリーは大変キュートですが、内容的には、現代日本の感覚では全く共感できないし理解できません。
故意ではないとはいえ、村になじめない余所者を殺しておいて”明るく陽気に”みんなで「オクラホマ!」と歌われても、困惑するばかり。
そして極めつけのインチキ裁判…
南部怖ぇぇ…という感想しか出てきません。
観終わった後の不快感、嫌悪感たるや。
オリジナル演出と比べてこの”アメリカの国民的ミュージカル”の持つ暗部をトレヴァー・ナンが敢えて描こうとしているんだという話も聞きます(が、オリジナル演出を観ていないのでわかりません)。

ただロジャーズ&ハマースタインの楽曲は美しいですし、ミュージカルの歴史において重要な位置づけの作品ではあるので(ドリーム・バレエとかね)、1度観てみるのもいいと思います。

ヒューはとても、とても、チャーミングなので、そこはお勧めします。
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