全然ノーマークだったけれど、評判の良さと磯村くんにつられて鑑賞。
本当に観てよかった。
出てくる人達がみんな善人なので、リアルというわけではないかもしれないけれど、LGBTの恋の先が伝わってくる作品だった。
もっと大人になる頃には世界もだいぶ変わっているかもしれないし、視野も広がり選択肢も増えると思う。
だけど高校生だからこその今までの葛藤と、学校という狭い世界の閉鎖感がすごく観ていて苦しくなった。
そしてお母さん目線で結構観てしまい、独白のシーンとかめちゃくちゃ辛かった。なんで声かけたら正解なのかなんてお母さんだってわからないよね…。
紗枝と人間的に好きと向き合えたことは、この先の彼の人生において大きな意味を持つと思う。
子供がいない人生だって、この人がいたら幸せだと思える人に彼がこの先出会えますように。