みみおにぎり

彼女が好きなものはのみみおにぎりのレビュー・感想・評価

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)
4.2
''もし この世界に摩擦がなかったら 僕らは一歩も進めない''
自分のいる世界を摩擦に例えているのが新鮮だった。
内容を把握しないで見た作品だったけど、今まで見たLGBTQの作品の中で、1番自分のおける環境に近い作品だったように思う。とても苦しい、ただ恋愛をしているだけなのに。
教室でクラス全体が題材について話すシーン。みんなどこか他人事、と三浦さんは言っていたけど本当に理解するのは難しすぎるのだと思う。自分が良かれと言った言葉も偏見だったり他人事だったり人を傷つけたり、全ての人を理解するのは不可能に近いのだろう。だから近くにいるその人だけでも理解できたら理解しようとできたならそれだけでも救われる事はあるのかな。
''アメリカ人がみんなハンバーガーを好きな訳じゃない''
分かっているはずなのに、単純な思い込みは決して良くないのに、先入観が捨てられない場合が多くある。どうしてみんな深く考えてしまうのだろう。
みみおにぎり

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