このレビューはネタバレを含みます
完璧と言っても良いぐらいに良い作品でした。横溝作品のテイストに妖怪バトル要素、人類の醜さとそれでも未来に光を見出す尊さが描かれていて本当に良かったです。
紗代さん結末が悲しいですが、同時にどうしようもなさも感じてしまいます。あれほど色々あってのラストエンドロール。
墓場鬼太郎の話をこういう風に持ってくるとはまったく思っていませんでした。墓場鬼太郎では哀れみで手を伸ばしましたが、きっと本作では救えなかった人の無念を元に手を伸ばしきっと愛する人になるのだという希望的な救いになっていて本当に良かったです。
完璧なエピソード0と言えるでしょう。