このレビューはネタバレを含みます
血統とか、伝統とか、そんな因習に雁字搦めになっているさよちゃんを見てて、自分のことのように苦しくなってしまった。目に光がなくなる瞬間、自分の最後の望みをかけた相手に同情されたと分かる《あの目付き》をみたときの表情。そのあたりは私のトラウマ映画と重なる部分があって涙を流してしまった。
個人的に原作もアニメも見てきたのもあって、全方面繋がった感じがあって好きだった。水木の斧振り下ろすところ、最高。最近欲にまみれて生きている気がどこかでしていて猛省してしまった。面白く生きようなんて思いながら、ゲゲ郎と水木の絆、親と子の繋がり、全部に泣いてしまった。
この時代背景のものを、この今の時代に作ることに意義ある、そんなふうに思ってます。
風刺と皮肉。
やっていること、今の政府と変わらんやん。
今年1。もう1回ぐらい観たい。