ゆず

桜のような僕の恋人のゆずのネタバレレビュー・内容・結末

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

早老症という病があることを、この映画で初めて知りました。

まず、中島健人さんの演技の没入感に驚きました。美咲が病気を隠すため、酷い別れを告げるシーンでの感情の爆発。観ているこちらも胸が苦しくなりました。

そしてラストです。おばあさんになった美咲が、晴人に会いたいと強く願った時。美咲を探していた晴人が現れ、美咲ってわかるパターンかぁと思ったら、まさかの気付かず。美咲も言わない。現実的な感じですごく良かったです。
その時はそれが美咲だと気付かず、亡くなってからの遺品をみて、あの時のおばあさんが美咲だったと理解した時の晴人の叫びもこちらがしんどくなりました。最愛の人に会えていたのに、気付けなかった自分を責める気持ち、なんとも言い難いですよね…。

美咲の特殊メイク。それを感じさせない、本当におばあさんになってゆく姿が、役者さんってすごいなぁとしみじみ思いました。

途中挟まれる桜の木のCGは要らなかったなあ。3ヶ月後、とか、文字で表すだけでよかったかも。
ゆず

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