あられ

桜のような僕の恋人のあられのネタバレレビュー・内容・結末

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

難病で恋人を失ってしまう映画やドラマは
いくつか見たことはあるけれど
この映画はずっとずっと苦しかった。
今まで見たどの映画よりも
めちゃくちゃ胸が締め付けられた。

お兄ちゃん
絶対に騙されてるよ…って思ってたけど
治せる方法があるなら
少しでもその可能性に賭けたいと
思ってしまうよね。


早老症は初めて知った病気でした。
恋人には一番綺麗な姿を
記憶に残しておいてもらいたいよね。
好きな人には可愛く見られたいもんね。


ドラマティックな演出でいくのであれば
最後、二人を再会させるべき
だったんだと思うんだけれども
現実はそうなるよね。
わからないよね。


なんであの時に気付けなかったんだろう
気づいてあげられなかったんだろうって
泣いてるシーンがかなり
胸を締め付けられた。


お別れする前の最後の夜とか
ラストの手紙とか
あんなにも想われたら
ずっと恋し続けるしかないじゃん。
君を想い続けるしかないじゃん。


写真の中の世界は変わらない
いつでも、そのときに戻れる。

私も大切にしたい瞬間を
これからもたくさん写真に残したいと思ったし
諦めずに人生を生きたいと思えました。

全体を通して
とてつもなく切ない映画でした。
あられ

あられ