セロリ

ノーカントリーのセロリのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.5
自分で選ばないと意味がない。シガーにはコインに導かれる運命、保安官には父親の影響で自分も保安官として犯罪者と向き合う。その果てにどうなるか結末が用意されているのではなく、放り投げられた感じ。交通事故に遭ったら無意味な殺人を犯したことへの後悔をするのではなく、これはこれと受け入れ対処するシガーのルールが彼を生かしているし彼を縛っている。そしてシガー、凶悪化する犯罪に老いたものはついていけないと悟る保安官にそれはそれでいいと受け入れれ父の夢。正しさは変わる、外れるのではなく世界の一部になれ。あのシガーでさえ世界の一部なのだと。あっぱれ。
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