TT3

ノーカントリーのTT3のレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.0
見応えありすぎて心臓にも血圧にも悪く、途中死ぬんじゃないかというくらいバクバクしていた。

様々な精神障害を一概にサイコパスで片付けられない。天才は発達障害者が多い。思考が極めてストレートで自然科学的に行動し殺戮を繰り返すシガーを残念ながら人間世界では悪と言うしかない。人間世界のルールが食物連鎖から脱してる事がおかしいのか、シガーがおかしいのか、突き詰めると宗教じみてくる。

銃ではとまっている鳥ですら狙いを外すのに、特殊エアガンではどんな時でも確実に殺傷。細工のある人工物では真っ直ぐに目的を果たせられない社会不適合者の特徴を表しているのかとも思えた。

それにしてもシガーは怖かった。容姿が特に。最初モス目線で追いかけてたんだけど。ベルは語り部みたいなもん。シガーのみがこの映画の肝だったと思ってる。

救われないので辛点。
TT3

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