作品そのものの感想とは別に、インド叙事詩の英雄達で自国のヒーローチームを結成するという挑戦自体にワクワクさせられる。RRRのチームもインタビューでそのような発想について語っていた、まさにそれが具現化された作品。ラストの展開からエンディングにかけての映像で、アメリカンコミックのヒーローチームを意識していることがわかりやすく伝わってきたけれど、世界的なヒーローチームに匹敵しうるものを自前で作ろうとする、そして現実的に自前で対抗することが可能なのは、いまインド映画界のほかに無いのではないかと思う。
異能バトルは迫力があって映画館で観る価値があると感じたし、今後のインドのヒーローチームの活躍を楽しみに見守りたいと思う。
個人的には、ディンプル・カパーディヤーなど存じ上げている俳優の出演が多く嬉しかった。
