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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版のtomoyoのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

いやなんなんだよこれ。

元々ドラマは大して好きでもなく、付き合いで観たけど…。

ミステリーって、多分、一見皆クソでもそれなりな動機がそれぞれあったお陰で「それなら殺してもしょうがない…」って観客は感情移入できるかなと思うんだけど、これは全くの逆。凄い、全員自分勝手過ぎてクソ。

中盤なぜ「紅は簡単に本当の親の存在を信じちゃうのか、簡単に協力出来るのか」って疑問に思うけど、それは終盤で分かる。けどその理由もクソ。
蓮壁母は自分の不注意で子を殺してしまう。その時点では事故なので仕方ない。けど、咄嗟に他人の子を誘拐してしまう。止めない秘書、クソ。結局弟が生まれたせいで紅を愛せず虐待する、クソ。蓮壁父も前から事実を分かってて、結果めっちゃくちゃな家族になり、紅は心理的虐待をされたまま。

全員のクソさも嫌だけど、最後、罪を犯した本当の家族3人は罪を償ってでも未来を与えるべき。そこを謎の自然災害に任せて全員皆殺しをする。その選択をした脚本家が一番のクソ。
そして巻き込まれる怪しいストーカー(ストーカーではない)と犬。酷い。

キレイに終われなくなっちゃったから最後爆破オチみたいのは令和になってやるもんじゃない。
これだけ材料集めたらもっと面白いもの作れただろ…??ってのが否めない。

あと夜のシーンが暗すぎてテレビだと殆ど見えなかった。
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