ゆず

Ribbonのゆずのレビュー・感想・評価

Ribbon(2021年製作の映画)
5.0
パンデミックに創作活動を奪われた美大生の、鬱屈した日々と、家族と、友だちと。能年玲奈が監督・脚本・主演で挑んだ初長編監督作。
エキセントリックな感じかと思いきや意外としっとりしており、映像と音楽の良さもあり、すごく"イイ感じの邦画"になっている。(語彙力)
こういうインディーズ感を少し感じる作品はわりと好き。

樋口真嗣を巻き込んで作らせたリボン🎀の特撮はハッキリ言って意味が分からなかったけど、これは意味が分かってしまったらつまらない演出なんだと思う。
日常を蝕む閉塞感を文字通り打破するクライマックスはしっかりと盛り上げ、青春ムービーになっている。
普通にこの監督の次回作も観たいと思いました。
ゆず

ゆず