【まとめシネマ】#326
【まとめ】
* おっさん暴走族に憧れない
* 主人公が全然目立たない
* 「マッドマックス」の資料程度
本作は1974年に公開された映画で、その5年後に公開されたヒット作品「マッドマックス」の原型と言われている作品。
本作で印象的なのが主人公・ストーンが潜入操作する暴走族グループ。
「ガマ蛙」「葬儀屋」などメンバーそれぞれにあだ名があり、常に団体で行動、生活しているのだが、カリスマ性がなく全然憧れない。年齢も中年男性のおっさんで、引き連れている女性も本作の物語に関係なく、ただいるだけ。
そんなおっさん暴走族に潜入捜査する主人公・ストーンがおっさんに埋もれて全然目立たない。体型やシルエットも特徴がなく、潜入捜査ならではの行動もしないので、主人公を見失う。後の「マッドマックス」シリーズに出演するヒューキースバーンが演じる「ガマ蛙」の方がよっぽど主役。
本作は「マッドマックス」の原型と言われている作品だが、あくまでも資料程度として見るのが妥当。