うみべの女の子のなのネタバレレビュー・内容・結末

記録(数年前のメモより)

原作大好きです。
小梅と磯辺の演技が原作に忠実だったのが嬉しかった。本当に漫画から出てきたみたいだった。

幼いもの同士が何にもうまない性行為をしている事の気持ち悪さ、幼いからこその行為、それ事態の異常なまでの罪悪感、悲壮感。そしてそれが実際に現実で起きている現代、その本当の気持ち悪さを上手く表してる。

小梅からのキスを断ったのは、好きな相手とセックスは出来るけどキスは出来ない事の悔しさを知ってる磯辺だからこその行動。
磯辺は小梅に自分の事をずっと忘れて欲しくなかった。

磯辺が小梅の告白を断ったのは、兄の復讐を果たしたことで、自分の人生が物語でいう転に差し掛かったことを自覚したから。変わったんじゃなくて、変わらなきゃいけないから変わった。あとは、単純に少年院に入ることが確定していたため、小梅からの告白をOKしてもお互い辛い気持ちになることが分かっていたから。あと単純に二人の性格と幼さじゃあ付き合っても幸せになれない事も分かっていそう。

普段こういう系の映画毛嫌いしてる派ですが、原作者と磯辺役の青木柚さんの演技のおかげでこの作品は唯一大好きになりました。