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先生、私の隣に座っていただけませんか?のfmttmのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

事故に遭い怪我をした母親の世話のため夫を連れて実家へと戻った漫画家の佐和子は、この機会に車の免許を取るべく教習所に通い始める。

・妻 佐和子 漫画家
控えめな性格であまり感情を表に出さないが、内心は強かで芯のある女性。夫の浮気に気づき本人に確認するも嘘をつかれたため、リアルな実体験を描くという漫画家ならではの方法で復讐を決行する。教習所で出会った新谷と心を通わせ不倫関係となり、実家にも招く。夫への愛はないが未だに尊敬しており、原案と作画として新たな関係を構築することに成功する。
・夫 俊夫 元人気漫画家
自身の作品は5年以上描けておらず、今や佐和子の背景アシスタントと化している。積極的に家事をこなし、義母との関係も良好で傍から見れば理想の夫だが、編集担当と不倫をしている。新作に自身の不倫を描かれたことで戦慄するが、妻の思いを受け取り合作を承諾する。そして最後はきっちり制裁をくらっていた。「うそ〜ん...」
・千佳 佐和子の編集担当
俊夫の不倫相手。佐和子に関係がバレたと知った際も悪びれる様子はなく終始笑っており、挙句実家まで押しかけるという恐ろしい人物。しかし漫画に対しての思いは本物で、夫婦が肩を並べて作業している様子を見て感動していた。
・佐和子の母親
事故により足に怪我を負っているが、娘夫婦に頼りきりになることを望んではいない。夫の存在は描かれておらず普段は一人暮らし。ハッキリと口には出さないが、娘夫婦の問題に気づいている。娘の真意を見抜いており、出ていく彼女達を見送った。
・新谷 教官
佐和子の免許教習を担当する若い男性教官。運転への恐怖からアクセルを踏むことすら出来なかった佐和子の心を解し、親密な関係となる。2人の関係はフィクションかと思われたが、ラストシーンでは手を取り合い実家を後にした。
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