Chico

先生、私の隣に座っていただけませんか?のChicoのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

設定に興味があったのと柄本佑の演技観たくて手に取ったけど、まともに対峙できるほど心動かず、メッセージも感じなかった。なので言いたいことだけ書きます。独り言だと思って読んで頂ければ幸いです。

全体的に強弱がなくて途中から早送りしたくなるくらい飽きました。としおが第一話発見する所までは面白かったけど、その後いっきに興味消失しました。

ストーリーについて。不倫した理由、夫婦関係の破綻、としおが何故もう漫画を描けないのか、等、疑問のまま進みます。後々理由は明かされますが、手抜き過ぎです。重要なのだからきちんとした心理描写と共に劇中のどこかに入れた方が良かったと思います。

脇役について。ぞんざいに扱いすぎていない?
担当編集チカ: キャラが不安定。メンタル意味不明。彼女との不倫がきっかけなのに最後モブになり、さわちゃんにガン無視されている。
教習所のイケメン先生: 都合よく駆け落ちの相手となり、としおにマウントとるために使われている。そもそも生徒にあんな簡単に手出すのがアンリアル。せめてさわちゃんのファンの設定にすればよかったのでは。(先生退職したのかなとかも…)

ラストについて。このストーリーのこと運びで駆け落ちするのは非現実的。更には主人公(さわちゃん)がリモートでネーム送り続けるという結末では、離婚して前に進みたいのか、やはり先生尊敬してるから未練あるので繋がっていたいのか、主人公さわちゃんの気持ちの落とし所が見えない。理解できないから主人公に共感できないし消化不良、中途半端に感じた。

ラブコメにしてさわちゃん独り立ち、のラストの方が説得力あるし、まさかの展開の繰り返しは効果的に働かず、だらだらと引っ張りすぎの印象。初めからよめるタイトルの使い方も結局座って欲しくないんだから効果的ではない。
劇中に出てくる漫画は連載じゃなくてなぜ読切にしなかったのか。ジ・エンドにすれば良いじゃない。これじゃあパート2を想定してしまう。

とにかく幼稚で無粋なマインドゲームと、ちまちまとした辻褄合わせに必死になり、漫画内でおきているような心動くような感動は伝わらず、感情が置いてきぼりになった。

以上、終わり!
Chico

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