このレビューはネタバレを含みます
やられた。
これは、なかなかの作品。
ネタバレを調べず見てほしい。
ストーリーも漫画を織り混ぜて現実なのか妄想なのか観ている私も振り回されたが最後がまたまたいい!
オーーそうきたか、と思ったらそうくるかー!
そうだったのですね!
柄本佑さんの表情や声のトーンがもうめちゃめちゃ良い!
妻の漫画に振り回される旦那役ぴったりで笑える。
ネタバレボタンを押しているので遠慮なく書くが、
私が気に入ったのはただの復讐ではなく、愛があるところ。
長いこと筆を持たなかった旦那に書きたい気持ちを起こさせたことに愛がある。
実家で暮らす設定も良かった。
いい娘婿なのになんだかなぁ。
不倫はダメですよ。
スカートに気づく母、
ワンピースで出掛ける娘に早く帰っておいでと声をかける場面も、何かしら感じるものがあった。
この映画の役柄はダメ旦那だったが、柄本佑さんなかなか面白い気になる役者さんだなぁ。
個人的には違う結末が良かったなぁ。許したくはないけれど、自分も結局◯◯◯するのか?というところが仕返しだわー、と思う反面違う気もするし、一周回って、あっぱれとも思うし。複雑な最後だった。
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この映画で、旦那さんが奥さんの自動車教習の路上実習の時に後ろを走って様子をうかがう場面がある。
自動車教習所といえば、30年以上前に私も通った。
その頃お付き合いしていた夫が、そういえば路上実習の時に後を走ってついてきたことがあった。
どんなコース走るの?
いつ?と聞かれたのだが、
うまい具合に私の車の後をついてくるではないですか。
私の先生は中年の話好きの先生だったのだが、さすが教習所の先生だ。『ずっと後ろの⭕⭕⭕(車種)がついてきてるんだけど、知ってる人?』と言われ恥ずかしくて、いいえー、と答えたことをふと思い出した。
懐かしい。