インドの田舎町チャララ駅でチャイを売る父親の手伝いをする9才のサマイ。
ある日、父親に連れて行ってもらった映画がきっかけで映画に魅了される。
パン・ナリン監督の自伝的映画。
映画の魅力に取り憑かれた様にのめり込んでいく少年サマイ。
美しく料理上手な母親のお弁当と引き換えに映写室での映画三昧。
お母さんが料理を作る所、見所の一つ。
映画の切ない時代の流れと両親の愛、サマイの成長が描かれている。
監督の映画愛がたっぷり込められた愛すべき映画だった。
サマイと少年達のキラキラした様子や一つ一つの演出が秀逸。
とても良い作品。
サマイ役のバビン・ラバリ君は3000人の中から選ばれた。
ナチュラルで素晴らしい演技だった。
パン・ナリン監督作品