売春宿のピンプのことをフランス語では「マダム・クロード」っていうぐらい、代名詞的有名な高級娼婦館ピンプの実話。
現役の70年代が中心で謎の多い彼女の人生のドラマ。
音楽が良かったねぇ。。。知らない曲ばっかりだったけど1970年代のサイケな雰囲気が見事に出てた。家族がいないひとしかできない天職なんだろう。彼女は娼婦たちとはいい関係をもってたように描かれている。ま。娼婦の女将だから、女の子を励ましたり、叱ったりするのもうまい。
それにしてもこの娼婦館で外交官ナンバーの車で連れて行かれ行方不明になった女の子とか、マダム自身が撃たれたり、、。それはそれでこわい。
名前知らなかったけどこのすらっかし感がたまらなくいいね。この女優さん。大人郊外ヤンキー。というか、いくら毛皮を着ても絶対品よく見させないところがこの映画の意図を感じる。意地悪だね。みんな。
ただもっと実際の彼女のインタビューを見てるともっといやらしい感じの人なんだよねぇ。この女優さんはちょっと雑?さが目立つ。わざとかな。あと、カリスマと呼ばれるための、一線を外れたところが全く描かれずそれは残念。
(これぐらいの美人なら普通にいるよね。。という感じ)
しかし、マダムクロードや外務省が隠してることだってまだまだあるだろうし本当のことはまだ言えないのでしょうねぇ・・国外に逃げたり、捕まったり、多忙な人生でしたね。フランス語Wikiによるとロスでパン屋をしてたとか、帰ってきてからもまたそういう娼婦館を建てようと試みたり・・・
一度フランス政府に狙われたら・・・大変ですね。政府としては死人に口なし。。そういう非情な冷たさもにじみ出ててすごく嫌味なエンディング。。
女性が独りで行きていくには、もっと弱い女性を搾取して生きていくしかなかったのです。(このあたりをもっと、描けよとは思ったが)
そう思うと彼女の人生も悲しい。もっとそこを描かないと2021年ぽくないよね。
最後の方でうちの館から有名になった子はおおいのよーと自慢するところがあるんだけど、かの名女優、カトリーヌ・ドヌーヴ様も、、と噂はありますよね。。