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天使と悪魔のostoのネタバレレビュー・内容・結末

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
キャスト:★★★★★
演出:★★★☆☆
音楽:★★★★★

視聴回数としては3回目?程になりますが、かなり久方振りです。

エクステンデッド版を吹き替え、字幕で観ましたが第一の感想としてはトム・ハンクスかっこいい。
ただ、劇場公開版との差はたったの8分。違いは分かりませんでした笑

前作と比べて残酷な表現が多かった様な印象を受けますが見れない程では無いです。

全体的な展開はタイムリミットが1時間毎に設けられている為早め。ストーリーが巻きなので視聴者側は思考する暇なくラングドン達の後を追いかける感じですね。
4人の枢機卿を順番に殺害、助けられたのは3人のみ。話を最後まで続ける以上連続殺人で無ければならないので致し方無いですがバチカン警察がラングドンを「天才」と評す程の凄さは感じられないのが残念です。凡ミス多いし。
ラングドン滅茶苦茶かっこいいのに...

犯人もなんとなく分かってしまう伏線の残し方だったのでクライマックスでの驚きも最大値では無かったかな、と言う感じです。
原作をきちんと読んで映像と比べてみたいなと思います。

そして今回も前作に引き続き美しい建物が多く登場します。
実際にバチカンやローマの地上の下に地下道があるのか、秘密の部屋があるのか、とわくわくさせてくれるのがこのシリーズの楽しみなところでもあります。
バチカン、行きたいな...

宗教の厳格な部分と科学の柔軟な部分どちらにも偏る事なくどちらも素晴らしいものとして描いているのは好印象でした。現代日本の風潮にも重ねて考えられるような気がしますが、凝り固まった考えを良しとしている人達。自由な思想を持ち柔軟な生き方を良しとしている人達。お互いに反対側を敵視している様な印象なのでもう少しこの映画のラストの様にお互いを認め受け入れらないものかと思ってしまいました。

ミステリー、サスペンス、オカルト系の映画を見慣れている方だと落ち着いて観れます。
逆に見慣れていない方だと脚本的にも楽しめるのではないかと。

自分は宗教をテーマにした作品が大好物なので満足でした。
周りのレビューを見ると辛口が多いですがお勧めです。
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