コーダ あいのうたのブロコリのネタバレレビュー・内容・結末

自分でも何でこんなに泣いたかわからないくらい涙が出た。ほぼほぼずっと泣いてた。映画館で嗚咽が出そうになるのは初めてで、そんな自分にびっくりして笑いが込み上げてきちゃうくらいには情緒がおかしくなってた。

主人公の気持ちも痛いほどわかるし、お父さんやお母さん、お兄ちゃん、みんなの気持ちを考えると誰も悪くなくて、胸が苦しかった。親の願いに応えたい気持ちと自分自身の可能性に賭けてみたい17歳の少女の気持ちがよく分かるし、そんな子供の思いを知って、自分たちの置かれている状況以上に、子供の夢を応援してあげたいと願う親の気持ちのどっちもわかるからこそ感情が揺さぶられて感動した。

演出も凄くて、毎回手話に字幕がつくけどそれが全くなかったシーンでは、見てる側としても手話の意味は全然わからないけど何故か気持ちがありありと伝わってきて、手話にも感情があることを実感した。あとは歌の途中で音が消えるシーンは圧巻だった。