調べてみてこの作品の細部への丁寧な熱量のある仕事に感服しました。
ロケーション、手話のプロフェッショナルによる監修、現場でのコミュニケーション方法、特に監督のこだわりのキャスティングから強く感じました。
このキャスティングだからこそ物語をより深く説得力のあるものに導いてくれたんだと思います。
中身は2014年のフランス映画「エール!」のリメイクということで酪農から漁業になっている部分が大きく変わった点かなと思います。
客席から笑い声も啜り泣く声も聞こえて、この映画の力をしっかりと感じさせていただきました!
家族それぞれの思いを丁寧に描いていて、それぞれが悩み、苦しみ、それでも実直に生きていく姿にグッときました。
劇中でかかる曲も素晴らしい選曲で老若男女に届く作品になっていると思いました。
聾唖の方を性的にも明るく溌剌としたキャラクターとしてここまで描いた作品は今までなかったと思い、とても新鮮に映りました。
下ネタが意外といっぱいあるので、
その点だけご注意ください笑
本作でのお気に入りのセリフ
「私は歌が好き」