たなか

コーダ あいのうたのたなかのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.2
見忘れちゃった!残念...と思って検索したらまだ日比谷でやってたので仕事帰りに急遽見に行ってきました。
面白かったです。

聾者が聾者を演じることの意義とか、ストーリーのテンプレ青春物語にうまく社会問題や疎外感というテーマを盛り込んでるとかそういうことはきっと頭の良い誰かがまとめてくれてると思うので完全に内容と関係ない話をするんですが、登場人物のビジュアルが全員好みでした。キャストのインスタ見に行ったけどお父さんの髭を剃った姿もかっこいい...

普段英語の映画を見るときは、字幕読みながら英語を聞いて意味を取るんですが、Codaは字幕を読んで手話を見るので、ASLを全く理解しないものとしては1つの言語でしか話を追わなくて良い訳ですから、2つの言語を処理するっていう普段やってることをやらなくて済んだので逆に映像に集中できた感じがします。
でも字幕からでしか意味が取れなかったから解像度低いと思う。ASL→英語→日本語の流れで訳してるんだと思いますが、言葉って人を経由すればするほど意味は少しずつ変化するし、別言語ともなるとかなり変わっちゃってそう。いうて映画は色んな人の手が加わってるものなので普通の会話よりは誤解が少なさそうですが...
先生のギャグとかもかなり簡略化されてたので、ストーリーの追いやすさを重視した翻訳なのかな?と予想します。
英字幕で見ればもう少し内容の深いところまで理解できると思います。

久しぶりに映画館に行きましたが、満足できました。
たなか

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