あるぱか

コーダ あいのうたのあるぱかのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.0
映画館でみたい作品だった…と後悔。
テーマ自体は珍しいものではないんですね。調べたら類似作品が沢山あってびっくり。


印象的なシーンが沢山あって、重すぎないテイストだけどしっかりとメッセージ性がある作品ってのは傑作なんだよな。

家族のキャラクターが凄く魅力的で、それぞれの立ち位置がわかりやすく、それ故に主人公ルビーの境遇に理解を示しやすい。

耳が聞こえなくても、伝える方法はいくらでもあるんだ。
でも、聞こえないってことが如何に孤独なのかを今作はめちゃくちゃ丁寧に(家族3人それぞれで)フォーカスしてて、普通盛り上げるであろう場面で大胆に“無音”を作ってみせる。
自分は家族の絆がテーマになると父親に弱いので、今作もしっかり父親の愛に泣けました。名演だよなぁ。
あとはやっぱし兄貴だよなぁ、言わずもがな、最初出会い系みてるだけのフワッとした感じやったのに終盤なんてカッコいいんだ…。

手話が最高に爽やかで晴れた気持ちになるラストは秀逸。
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