オリジナルのフランス版「エール!」を観てストーリーは全部知っていたはずなのに、ラストシーンではまた涙してしまった。
家業の設定が酪農から漁業になっていて、主人公が大声で船の上で歌を歌っているシーンから始まるのが印象深かった。
彼女と歌の結びつきが、簡潔に説明されていたから。
でもその分、オリジナル版にあった〝授業ではじめて自分の声と出会う”という要素は無くなっていて、そこが2つの作品の決定的な違いだったと思う。
しかし、こちらも素晴らしい作品に仕上がっていた。
ラストの、家族への愛に溢れた歌には、
どうしたって心を揺さぶられてしまう。
オリジナル版とあわせて、ぜひ。