これは、名作！元の映画‘‘エール’’は映画館で観ていたので、気になりつつ今日まで来たが。
これ、泣かない方が無理ではないか。初めて実感した映画だなぁ。日本の宣伝の仕方は好きじゃない。お涙頂戴系で煽る感じ。でも、これは、見る価値が多分にあり、何度見ても、色んな角度(登場人物に限らない)から影響や感動を受け続けられる作品だと思う。
アメリカ版(今作)、英語だからか、エールより伝わってくるものがありすぎて、一人外国人客のようなリアクションで映画を観てしまった(@ホール)。
disabilityって何だろう、ハンデって何だろう。主人公一家が抱える問題は、かなり困難を伴うかもしれないけど、至って誰もが、家族や社会生活を生きていくなかで経験することだと感じた。
アメリカ版、海というカナダ？のロケーションが上手く効いている。あと、服装の色使い。赤・青・緑が鮮やかだが景色に溶け込んで、効果的に作用していた。
満点じゃないのは、①まさかのコンサートシーンで、音を気にせず歩く誘導スタッフの存在で台無しだった(あ、でもこれは作品に関係ないな…)、②フランス版との違いをもう一度試したい、③codaの意味を知らないと、本作の魅力が余りにもったいなくなってしまう点、から。ぜひ調べてみてください。ラストが変わるはず。
あぁ。音楽って、伝えあって繋がっていくのって、素晴らしい！
