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コーダ あいのうたのfuiのネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

音の無い世界に生きる事、周りには当たり前にあるものが自分達にだけ無い事の孤独を私が本当の意味で分かることは出来ないけど、自分の大切な娘の夢を分かってあげたいのに、この周りにいる人の誰よりも聴きたいのに聴こえない事、周りの様子を伺う事しか出来ないって、どれだけ苦しいんだろう..と考えただけで胸が詰まる..

自分達にとって1番疎外感を味わう世界に娘が飛び出していくのを受け入れられない気持ちも痛いほど分かる それでも大切な娘が出会った、生きがいって言ってる世界へ送り出していくのは、家族としてのルビーから、1人の人間のルビーとしてちゃんと皆んなが向き合ってくれたから

喉に手を当てて振動で音を感じてルビーと向き合ってるお父さんの手の温もりと眼差しが本当に優しくて、音が聞こえるか聞こえないかは愛を伝える事には全く関係ないんだなと思った

ルビーに、家族皆んなの分の音の力が注ぎ込まれてるんだろうな
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