好きすぎて5回観に行った。各回でボロボロ泣きました。
マーリー・マトリン(母役)が1986年に史上初、ろうの女優としてアカデミー主演女優賞を獲得したのに憧れて俳優を目指したトロイ・コッツァー(父役)が、2022年にアカデミー助演男優賞を獲得というサクセスストーリーのことを考えただけでボロボロ泣けますし、アカデミー賞の式で名前を呼ばれた瞬間のトロイ・コッツァーの表情を見ただけで涙の流れる速さが倍速になります。YouTubeにあるので確認してね。
時代に先駆けて、ろう者役にろうの俳優を起用した監督のシアン・へダーさんに拍手。彼女は撮影中に俳優達とコミュニケーションが取れるよう、制作前に手話を覚えたそうですし、アメリカの漁業事情を詳細に描写したところも素晴らしいです。
今後ハリウッド問わず、映像作品の世界でもっと多くのろう者の俳優が起用されることを願います。
12月のアバター2でドンデン返しでもない限り、このまま僕の2022年1位の作品として駆け抜けると思う。