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コーダ あいのうたのラムのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
5.0
1/3 Amazon primeで鑑賞。

文句なしの☆5でした。

聞こえる者と聞こえない者。

互いを思いやる事は出来ても1番大切な所は分かり合えない。
愛があれば互いの気持ちに寄り添う事は出来る?

家族を愛するがゆえのルビーの選択。
父に届いたルビーの思い。

ルビーが車の荷台でお父さんに歌ってあげるシーンで涙腺崩壊しました。
ルビーの歌を喉の振動で感じ取る父の姿、父に届くようにと心を込めて大きな声で唄うルビーに。

彼とのデュエットシーンで無音の空白の時間。
聞こえないってことがこんなにも無な事なんだって、知ってたはずだったけど。
強烈に胸に刺さりました。
でもそれが寄り添うって事なんだよね。

試験会場で手話を通してルビーの歌声が家族に届いた瞬間も好き。

聞こえないけど
ルビーの歌声が聞こえたらいいのにな。

最後のシーンでお母さんとママ友が打ち解けていたのも泣けた。
みんなそれぞれ努力して、新たな道を歩み出したんやね。

ルビーから自立し始めた家族。
家族の依存から解放され、自分の道を歩み始めたルビー。

きっとこの先も安全な道ばかりでは無いだろうけど、この家族の愛があれば乗り越えて行けるんだろうね。

いつもユーモアと笑顔に溢れていて、互いを尊重し、話し合えるルビー1家。
大好きです。

オリジナル作品である、フランス映画『エール!』も観たいです。
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