このレビューはネタバレを含みます
この映画を観ていなければろう者の生活について考える事もなく、Codaという単語の意味すら知らないままだっただろう。
話も起承転結しっかりしていて面白かったです。
お父さんの視点になった時の無音の表現が良かった。あの時のお父さんの気持ちはどうだったのだろう?
娘の晴れ舞台なのに何も聴こえず周りの人の反応でしか状況がわからない悲しみか、
そんな状況は慣れっこでそれよりも周りの反応を見て娘をこのまま家族で縛っていてはいけないと決意したのか?親なら両方か。
お兄さんの兄なのに助けになるどころかいつも助けられてしまうことへの悔しさもよく表されてて良いと思いました。
お気に入りはV先生。最後のオーディションでもきっと先生はルビーの緊張を和らげる為にもわざと間違えてくれたのだろう。
素敵な指導者だなと思いました。
(彼ぴっぴのあの無神経さではきっと長くは続かないだろうなと思ったのはまた別の話)