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コーダ あいのうたの青空のレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
5.0
上映された時に見なきゃと思いつつ逃しててネトフリでやっとこさ視聴。私自信聾唖なのだが、人工内耳があるおかげで補聴器をつけると健聴者と同じようには聞こえる。だから、手話はとっくの昔に忘れたし普通に生きているがそれでもやっぱり聾唖だ。コーダは主人公だけが健聴者で、家族みんなに頼られて生きてきた。だからこそやはり疲れるだろうし離れちゃダメだと思っていたのかもしれないけど、好きなことを諦めたく無い。その思いが家族に伝わる。お互いを分かろうとする気持ちが大事だ。特に、コンサートのシーンで聾唖の家族視点になるのだが音が無音になる。私が補聴器取るときの世界と同じだ。聞こえないけど、それでも娘のことを解りたい、そんな気持ちも伝わる。総じて素晴らしい映画だった。汚い言葉の手話も面白かった。
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