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コーダ あいのうたのakaneのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
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世間的に見るとルビーはマジョリティだが、家族の中ではマイノリティになる。
その環境ごとに押し付けられる“普通”に、ルビー含め家族も巻き込まれていく描写が印象的だった

自分の夢、家族への愛するがゆえの衝突。
避けて通れない道でありながらも、悩んで立ち向かうルビーの姿は次第に頼もしくなっていった。
家族間での疎外感や葛藤も多くあり、そのどれもが選択を悩むもの。
唯一たしかに思ったのは、「人の目を気にすることで日の目を浴びない才能ほど、勿体無いものはない」ということ

ルビーの歌を懸命に感じようとするお父さんの姿には、胸が苦しくなりながらも2人の愛に感動した



2024年107本目
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