昼寝

劇場版 呪術廻戦 0の昼寝のネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

期待してた戦闘シーンはやっぱりとても良かった!
武具の戦闘がいちばん好きなので、アニメに続き今回も真希さんの戦いがかっこよくて嬉しい。原作の流れを踏まえると、元気な真希さんを見られるのも貴重な機会ですし。
今回主人公の乙骨は、気弱な少年イメージの前半から、(仲間を傷つけられて怒っているためだけど)強くてやばいヤツになる終盤で、振れ幅が大きく見える。でも、本当は気弱な態度の内側に、幼い頃から強い情を抱えていたことがわかる流れが、乙骨の変化に自然な印象を与えていた。でも「蝶よりも花よりも丁重に扱え」のところは乙骨さん、、って感じになって笑ってしまった。誠実なのに女たらしなのおもしろい。
原作0巻であまり描かれていなかった百鬼夜行も描写が充実していてよかった。七海かっこよかったしミゲルはMVPだった。
この話は、乙骨を主人公とした彼の始まりの物語に違いないと思いますが、五条と夏油の終わりの話であることも重要だと思う。「若人から青春を奪うことは許されない」とか「ひとりは寂しい」とか(原文うろ覚えですが)、五条が語る精神的な事柄は全て夏油との日々で得られた認識なのだろうし、五条になかったものを与えた親友との最後は、静かながらも重みがあった。
見に行ってよかった!
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