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劇場版 呪術廻戦 0のRenzのレビュー・感想・評価

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
3.8
呪術廻戦の前日譚でコミック1冊分で終わる内容を映画にしている作品。
分量もちょうど良く、間延びするところもなく本編を知らなくても楽しめるようになっている。本編知らないと分からないキャラは出てくるけど。
本編の主人公は出てこないが、本作の主人公の方が呪術廻戦しているのも良い。

ちょっと気になるのが、モデルにしているのは分かるけど声優も同じなので、主人公の乙骨がまんまエヴァのシンジ君なところ。
声優の緒方さんはこの手のキャラには慣れたもので合ってるように聞こえるけど、乙骨は高校生でありシンジ君は中学生である。乙骨の絵柄からしても普通に高校生男子だし男性声優でも良かったのではないか。幽遊白書の蔵馬は高校生だけど中性的だから合うけど。
いずれ乙骨は強くなって本編のTVアニメにも出てくるので違和感出てくるかも。

あと絵は素晴らしいし出来はいいんだけど苦手なところがひとつ。
本編のTVアニメでも感じたんだけど、戦闘シーンに流れる音楽、特に歌入りの奴。カッコいいと思ってやってるんだろうけど、すごくダサ…自分には合わない…。

ともかく原作のかなり美味しいところのアニメで出来もよく。前日譚で単体で観ても良い感じで、これからTVアニメを観始めても良いんじゃないかな。
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